自動売買ソフトの動向 [自動売買 一般]
現在、FXを中心として、自動売買ソフトの販売が盛んに行われています。個人トレーダーはその気になりさえすれば、数万円の初期投資で自動売買ソフトを入手できます。
このサイトでは、次々に販売される自動売買ソフトのなかから、特徴あるものをピックアップして見て行きます。
個々のソフトの前に全体的な傾向を見てみると、
◆ ポートフォリオ化が進んでいる
◆ 自動化が進んでいる
という傾向がはっきり見受けられます。
ポートフォリオ化というのは、複数のロジックを組み合わせて全体で利益を狙うものです。株式投資で複数銘柄をセットにしてポートフォリオを作るのと同様な考え方です。
やはり、1つだけのロジックではどうしても相場に適合しないときがあり、パフォーマンスが安定しません。そのため、 複数のロジックを並行して運用したり、不調のロジックを好調のものと入れ替えたりしよう、という訳なのです。
次に、2番目にあげた“自動化”についてですが、実は自動売買にも“自動”のレベルがあるのです。
自宅のパソコンで自動売買ソフトを動かす場合、パソコンの起動やソフトの起動は人間が行わなければなりません。また、24時間運用のもの以外は、ソフトの終了とパソコンのシャットダウンも人間が行う必要があります。これらの作業をきちんと行わないと、自動売買は正しく行われません。
この問題を解決する方法として、VPS上で動かすことのできる自動売買ソフトが増えています。VPSというのはデータセンターなどで24時間運用管理されているサーバコンピュータです。
VPS上で運用するメリットは2つ。
1つは、自動売買を一旦スタートさせれば、本当に完全自動であること。パソコンの起動などの作業が必要ないので、確実に自動売買を実行することができます。
もう1つは、信頼性が格段にアップすること。一般に、VPSは自宅のパソコンより信頼性がずっと高く、通信回線に関しても同じことが言えます。
以上のように、最近の自動売買ソフトはそこそこのパフォーマンスで自動売買できればよいのではなく、より安定した成績をより楽に出すことを求める段階に入っています。